大林宣彦監督を中心にして、左に録音技師・内田さん、助監督・南さん、撮影監督・加藤雄大さん、美術監督・竹内さん、照明技師・西表さん。
 
 
 
2006.10.26
 


26日、「転校生」シリーズ2のロケ初日。午前9時半、善光寺西となりにある湯福神社でロケ中の安全祈願を行ったあと、「よーい、スタート」大林監督の力強い声とともに「50年後の未来の子どもたちへ」の映画製作がはじまった。「通学路」のシーン。一美と一夫が紅葉がはじまった石段をおりてくる。そして、市内でもすっかり珍しくなってしまった銭湯のひとつ「鶴の湯」の前。ここでも移動撮影。

 
 
2006.10.29
   
 
長野県立長野西高等学校(長野市箱清水)を「長野私立善光寺北中学校」としてロケをする。西高校の生徒40名にエキストラとして参加していただき、朝の登校風景を撮影する。この日は日曜日ながら模試が行われていて、校門前は生徒を送ってきた自動車で大混乱。その中を縫うようにして、ロケが行われた。みなさんご協力ありがとうございました。今回の撮影監督は加藤雄大さん。60歳代ながらものすごくパワフル。カメラをやや傾けるようにした画作り。どのようになるのか楽しみ。
 
 
2006.10.31
   
 
長野市一の繁華街・権堂町のど真ん中にその家はある。この日は早朝から善光寺参道で撮影が行われ、午後からは一夫の家となっている長野市権堂町の元割烹店でロケが行われた。その撮影は結局翌朝の5時すぎまで続いた。この日の撮影はほぼ24時間となる勢いであった。大林恭子プロデューサーも大林宣彦監督も加藤雄大撮影監督もみな60代。しかし、その集中力はものすごい。まさに天があたえた仕事であるのだ。映像に命を吹き込むという、まさにこういう作業の積み重ねがあってこそ映画が生まれるんだと教えられた一日だった。
 
 
2006.11.2
   
 
きょうも権堂町でのロケ。天気にも恵まれて順調。町のまんなかにある映画館「相生座・長野ロキシー」の裏にあるヘビ道のような小路で「自転車で走るカズオ」の撮影が行われた。あす3日は撮休。
 
 
2006.11.3
   
 
市内とある山中に滝を建設中である。尾道の石段にかわる重要なセットである。その建設にあたっては市内の「サンビーム長野」さんが積極的にタイアップをかってでた。秋晴れのこの日は社員一同もボランティア参加して昼食にはキノコ鍋でたのしい一日をすごした。映画は人の心をひとつにする。
 
 
2006.11.4
     
 
きょうは松代ロケ。お昼ご飯は山寺常山邸でいただきました。地元のエコール・ド・まつしろクラブ、サポート専科の曲尾さん、熊木さん、北村さん、太田さんにご飯をつくっていただきました。トン汁、おにぎり120個、オヤキ50個、ポテトサラダ、アンズ、リンゴ、ミズナと醤油豆のあえもの、たくあんのビール漬け、白菜のつけものなどなど。みんなにおいしいと言っていただけました。松代の皆さんありがとうございました。

 
2006.11.8
   
   
     
 
秋晴れの好天に恵まれロケは順調。5、6日の群馬県四万温泉のロケから戻り、7日から長野での撮影が再開された。蓮佛美沙子さん、森田直幸さん、厚木拓郎さん、清水美砂さんに、古手川祐子さん、長門裕之さんが加わり、長野西高校と長野市民病院でのロケであった。この日は中条村立中条中学校から職場体験学習で東方君と関崎さんが参加した。大林監督、大林プロデューサーにあたたかく見守られながら映画の仕事を間近に体験した。また、エキストラとして善光寺北中学校生を演じ、かけがえのない思い出ができた。

 
 
2006.11.09
     
     
     
 


長野市民病院の全面的なご協力をいただき施設内でのロケが行われた。朝8時から深夜0:30までの長時間であった。この間にも、病室で病に臥せっている方々にも応援をしていただいているような気持ちになった。映画のワンシーンの重さをひしひしと感じた。ナース役のエキストラさんもあこがれの制服に満足の笑み。何かを語るかのような夕日。夜空にライトアップされた病院。映画だからできる仕事の重みってあるのかもしれない。きっとあるにちがいない。

 
2006.11.10
 
 


長野西高校の上、大峰山にある小丸山公園でのロケ。庵の前でのカズオとカズミ。「でも、これだけは忘れないでいて欲しい☆ いつでもキミのそばにはボクがいる。キミのためならボクは死ねる☆ いいね」 9日深夜に撮影した、カズオとカズミが病院から抜け出し車に乗って走り去るシーンにつながる車中のシーンを旧信越放送本社跡地でロケ。プロの技が冴える現場だった。そして、いよいよ明日からは大門町大丸でのロケが始まる。

2006.11.12
 
 
きょうは撮休。天気も雨が降ったりやんだり。しかし、美術部に休みはない。ロケの先、先を準備しなければならないから。美術監督・竹内公一さん、増本知尋さん、竹内悦子さん、白田雅子さん、牧野誠さん、そして車両部、ボランティアの皆さん、和気あいあいと楽しみながら仕事に励んでいた。「ここの人たちって、ぜったい手をぬかないし、プロの技できちんと仕事をしているね、自分が何をしなければならないか判断しながら」(ボランティアの感想)ちなみにボランティアの皆さんは一日中、折り紙で千羽鶴をつくっていた。「美術部の仕事ってぜったいキャメラに映るから、、、」(美術スタッフ・竹内悦子さん)

 
2006.11.13
   
   
 
善光寺法然小路でのロケ。角にある喫茶店・プリム前に雨を降らせる。カズミとカズオが自転車で小路を猛スピードで走り抜ける。キャメラも「流星号」にのせられて一緒に駆ける。自転車はいまどき見かけないタイプ。重いが安定感がある。音声技師は内田誠さん。

 
2006.11.14
   
   
   
 
善光寺門前の老舗そば処「大丸」さんでロケ。一美の家である。「大丸」さんは「門前 孝右衛門そば」になった。美術監督・竹内さんがデザインした店先。この日のたちあがりは午前6時30分。通勤通学の人たちにご協力いただきながらの撮影となった。撮影終了となったのは翌日午前2時。集中力が勝負ですね。パシアンス。

 
2006.11.15
   
   
 
長期間のロケで楽しみのひとつは食事だ。今回のロケでは制作進行の鎌田朋子さんをリーダーに車両部の倉増さん、大久保さん、横田さんが汁物を作っている。この日のスープは、ニンニクたっぷり、ニラたっぷり、塩砂糖たっぷり、ミリンたっぷり、値下げ肉たっぷり、そして焼肉のタレたっぷりな濃厚なもの。空き腹にズシンとくる男の料理である。ちなみにLPガスは「サンリン株式会社長野支店」さんの無償提供。

 
2006.11.16
   
   
 
長野県赤十字血液センターのとなりある旧長野赤十字看護専門学校が「川原病院」に変身。見事な風景である。ふたたび命が吹き込まれた風景が何かを語り始める。赤いポストと古いポスターが病院を演出している。根岸季衣さんがドクター役。聴診器を貸してくださったドクターに依頼され根岸さんに聴診器にサインをしていただいた。
 
2006.11.17
   
 
一美の実家「門前 孝右衛門そば」(大丸)の外観をすっぽり黒幕でおおい表向きの撮影をする。今回は「大丸」さんに多大なご協力をいただいた。11月は新そばと紅葉の秋の行楽シーズン。一年のうちで忙しい時期にもかかわらず、早朝から深夜まで、時には徹夜にちかい状況があったにもかかわらず献身的なご協力をいただきました。ありがとうございました。きょうで「門前 孝右衛門そば」のロケが終了。ロケ日程もあと10日となった。スタッフの疲れもピークになりつつある。

 
2006.11.18
   
   
   
   
 


長野市民病院。早朝からロビーでの撮影。美術部と照明部によって素早く病室が作られる。また各部屋には「転校生」の新聞記事とともに「文化的貢献にご理解とご協力を」と患者さんにたちにご理解をいただくための内容の張り紙が貼られている。病とたたかっている方々の力をも借りているロケの現場である。

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